平屋の魅力
政府統計の総合窓口(e-stat)によると、2013年の京都府と兵庫県における平屋の数はそれぞれ207棟と518棟でしたが、2023年の京都府と兵庫県における平屋の数はそれぞれ360棟と1,187棟。両県ともここ10年で平屋の数が増加しています。平屋を選ぶ人が増えている理由と平屋の魅力を見ていきましょう。
子供も高齢者も安心して住める
平屋は階段がないため、転落事故が少なく済み、子供も高齢者も安心して暮らせます。年を取って身体が思うように動かなくなったときにも、大がかりなバリアフリー化の工事が必要ありません。
動線がコンパクトになり家事が効率的になる
2階、3階への上下移動がない平屋では、家事動線がコンパクトで効率的な暮らしが実現できます。例えば、2階建て住宅の場合、1階の洗濯機で洗濯をして2階のベランダで衣類を干すケースが多いでしょう。このケースでは、年を重ねるごとに重い洗濯物を運ぶのが困難になることが想定できます。しかし、平屋なら洗濯をして同じフロアで衣類を干せるため、効率的かつ、高齢になっても身体への負担が少なく済みます。また、「収納が2階にあって、階段の上り下りが面倒で片付かない」といった場合の悩みも解消できるでしょう。
家族間の交流が増えやすい
2階、3階住宅では、子供がリビングへ顔を出さず自分の部屋にこもってしまうことが心配されます。ですが平屋であれば、部屋に子供がこもっていても、玄関やリビングで顔を合わせるつくりになるので、気配を感じて過ごすことができます。
開放的な空間をつくりやすい
上層階の重さがない平屋の構造は安定しています。そのため、地震に強いのはもちろん、柱や壁を減らした解放的な空間をつくりやすいでしょう。採光や風通しに配慮された快適な家づくりが可能です。
メンテナンス費用が安く済みやすい
シンプルな構造の平屋は、メンテナンスをする箇所が少ないことと、メンテナンス時に大がかりな足場を組む必要がないため、修繕費用を抑えられるといった魅力があります。2階、3階建て住宅に比べて広い土地が必要な平屋ですが、初期費用がかかったとしても長い目で見ればお得といえるのではないでしょうか。
参考元:建築着工統計調査 建築物着工統計4 用途別(大分類)、地上の階数別、構造別(新築工事)/建築物の数、床面積、敷地面積 | 統計表・グラフ表示 | 政府統計の総合窓口
参考元:建築着工統計調査 建築物着工統計4 用途別(大分類)、地上の階数別、構造別(新築工事)/建築物の数、床面積、敷地面積 | 統計表・グラフ表示 | 政府統計の総合窓口
平屋の間取りを決めるポイント
ここからは、平屋の間取りを検討する際に意識してほしいポイントを見ていきましょう。
極力廊下を作らない
2階、3階住宅よりも広い土地が必要な平屋は、極力無駄なスペースを省くことが大切です。例えば、それぞれの部屋にアクセスするための廊下はできるだけなくして、全ての部屋をリビングに直結するのがおすすめ。家族間で顔を合わせる機会も増えるでしょう。
採光・風通しを意識する
平屋は部屋同士が横並びになるため、間に入る部屋は採光や風通しが悪くなりやすいというデメリットを持っています。そのため、間取りを検討する際は、空気の淀みや暗い空間ができないように意識するのがポイントです。
プライバシーに配慮する
家族間で顔を合わせやすい、気配を感じやすい点がメリットの平屋ですが、最低限プライバシーに配慮する必要があります。例えば、リビング横に個人の部屋があった場合、音漏れなどを心配する方も多いでしょう。そのような場合はリビングの真横に個人の部屋を配置するのではなく、収納を挟むなど少し工夫することで音漏れを防止し、プライバシーを守ることができます。また、平屋は道路を歩く人と同じ目線に生活空間があるため、窓の配置の検討や目隠しの利用など、外部からプライバシーを守るための工夫も必要です。
朝来市周辺で平屋を建てるのにおすすめのエリア
ここでは、朝来市、養父市、豊岡市、福知山市の、平屋におすすめのエリアを紹介していきます。
朝来市
朝来市で平屋におすすめの地域は和田山町エリア。「イオン和田山店」や「フレッシュバザール和田山玉置店」などがあり、買い物に困ることはないでしょう。しかし、和田山町エリアには、地域に流れる円山川の氾濫危険区域もあるため、ハザードパップを見ながら土地を決めることが大切です。
>>参考コラム:朝来市の水害リスクは?注文住宅に必要な耐震性も解説
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養父市
養父市の平屋におすすめの地域は八鹿町エリア。「養父市役所」や「公立八鹿病院」に加え、「ドラッグストアコスモス八鹿店」や「フレッシュバザール八鹿店」などもあるので、生活には困らないでしょう。エリア内には八木川の氾濫危険区域もありますが、水害に強い高台の地域もあります。
>>参考コラム:養父市で地震や水害に強い注文住宅を建てるなら?耐震性やエリアをチェックしよう
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豊岡市
豊岡市の平屋におすすめの地域は豊岡エリア。「コープこうべ コープデイズ豊岡」や「バザールタウン 豊岡メガ・フレッシュ館」などの買い物ができる施設に加えて、小中学校などの教育施設も多く点在しているので、子育て世帯も安心して暮らせるでしょう。ただし、豊岡エリアの一部は、円山川の氾濫危険区域であるため、慎重な土地選びが必要です。
>>参考コラム:豊岡市で地震や水害に強い家をつくるなら?注文住宅は耐震性やエリアが重要!
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福知山市
福知山市の平屋におすすめの地域は緑丘町エリア。福知山駅がある中心市街地からも近く、生活には困らないでしょう。ハザードマップを見ても、平屋で心配される水害の危険性は高くありません。
>>参考コラム:福知山市で水害や地震に強い土地とは?注文住宅の耐震性も解説します
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朝来市周辺の坪単価と土地選びのポイント
朝来市、養父市、豊岡市、福知山市の坪単価を見ていきましょう。