まずは、福知山市の建築相場と坪単価を紹介していきます。

国税庁が公表している2024年分の「地域別・構造別の工事費用(1㎡当たり)」によると、福知山市がある京都府の木造住宅における工事費用は、207,000円／㎡で、坪単価にすると約68万円／坪です。全国平均の木造住宅における工事費用も、207,000円／㎡で、坪単価は約68万円／坪。京都府で建てられた木造住宅の工事費用は平均的であることがわかります。

参考元：国税庁｜地域別・構造別の工事費用表（1㎡当たり）【2024年分用】

福知山市の2024年における住宅地の公示地価は36,198円／㎡、坪単価にすると約11万円です。例えば、50坪の土地に30坪の家を建てる場合、以下のような計算で必要な金額がわかります。

11万円×50坪＝550万円
68万円×30坪＝2,040万円
550万円＋2,040万円＝2,590万円

上記の計算から、福知山市の50坪の土地に30坪の住宅を建てる場合は、約2,590万円が相場と考えられます。ただし、この金額に加えて諸経費や外構費用などがかかるので注意しましょう。

参考元：国土交通省|不動産情報ライブラリ

＞＞参考コラム：福知山市の土地価格は？売買事例や福知山市おすすめエリアも解説

国土交通省が行った2022年度の住宅市場動向調査によると、注文住宅を建てた世帯の全国の平均年収は801万円であることがわかりました。年収が600〜800万円、400〜600万円の世帯が割合の多くを占めています。世帯年収400万円未満の世帯は全体の1割ほどにとどまっていますが、400万円未満だからといって家が建てられないわけではありません。

では、福知山市がある京都府の注文住宅を建てた世帯の年収を見ていきましょう。フラット35利用者調査の2022年度集計を見てみると、注文住宅を建てた世帯の平均年収は592万円、土地付注文住宅を建てた世帯の平均年収は約664万円でした。

グローイングでは、それぞれのお客様が自身にとって最適な住まいを実現するために、シミュレーションを通して様々な提案をさせていただきます。資金計画についてもグローイングへ是非一度ご相談ください。

参考元：国土交通省｜令和4年度 住宅市場動向調査 報告書
参考元：住宅金融支援機構｜フラット35利用者調査 2022年度集計表

住宅ローンは年収によって借りられる金額に違いがありますが、一般的に「年収の5〜6倍以内」とされています。以下の表を参考にしてください。

また、適切な月々の返済額を知りたいときは、返済負担率を参考にしてみましょう。返済負担率とは、年収に占める年間返済額のこと。例えば返済比率を30％としたときに、年収500万円では月々の返済額はいくらになるか確認してみましょう。

500万円×30％（0.3）＝150万円
150万÷12ヶ月＝12.5万円

以上の計算から、12.5万円が月々の返済額の上限ということになります。フラット35利用者調査の2022年度集計データを用いて、福知山市がある京都府では注文住宅と土地付注文住宅を建てる場合、月々どのくらいの返済額になるか計算をしてみましょう。

【注文住宅】
年収592万円×返済比率23.5%（0.235）＝約139万
139万円÷12ヶ月＝約11.5万円

【土地付注文住宅】
年収664万円×返済比率26.4%（0.264）＝約175万
約175万円÷12ヶ月＝約14.6万円

以上から、注文住宅と土地付注文住宅を購入する場合、月々のローン支払額の上限はそれぞれ約11.5万円と約14.6万円とわかります。

参考元：住宅金融支援機構｜フラット35利用者調査 2022年度集計表

家づくりにおける諸経費とは、土地代や建築費を除いてかかる費用のこと。土地と建物代を合わせた金額の10〜12%が諸経費の目安とされています。例えば、2,000万円の土地に3,000万円の住宅を建てた場合、5,000万円の10〜12%、つまり、500〜600万円が諸経費となります。主な諸経費には以下のようなものがあります。

【土地関連】
・仲介手数料
・印紙代
・登録免許税
・不動産取得税
・固定資産税

【建物関連】
・地盤調査費用
・印紙代
・登録免許税
・司法書士報酬
・地鎮祭、上棟式の費用
・上下水道の引き込み工事費

【住宅ローン関係】
・印紙代
・ローン保証料
・火災、地震保険料
・団体信用生命保険料
・司法書士報酬
・登録免許税

【その他】
・引越し費
・家具家電購入費
・外構工事費

注文住宅を検討している方は、「いくらコストをかけたらどのくらいのクオリティの家が建てられるか」を把握しておく必要があります。ここでは、2,000〜4,000万円台まで、それぞれの予算で建てられる住宅のクオリティや特徴を見ていきましょう。

全ての希望を詰め込むのは難しいかもしれません。しかし、こだわりたい部分は希望を通し、それ以外を節約するなど、優先順位をつけることで、理想に近づけることができるでしょう。

平均的な広さや質が叶えられる予算です。間取りや設備などに優先順位をつけることで、多機能なキッチン、広々としたリビング、快適なお風呂などに加えて、他の住宅とは一味違った個性のある外観やデザインも叶えられるでしょう。

外観、内装ともに理想を詰め込んだハイグレードな住宅が建てられるでしょう。中庭や凹凸のある外観、太陽光発電や床暖房の設備などを採用可能な予算です。家に対して強いこだわりがある方は、思い通りの家づくりができるでしょう。

家づくりでコストカットをしたい場合は、「プランニング」と「素材選び」を検討することが重要です。それぞれどのような節約方法があるか見ていきましょう。

【プランニング】
・床面積を小さくする
・総2階建ての住宅にする
・シンプルな形の屋根を採用する
・仕切りを減らす
・水回りをまとめて設置する

【素材選び】
・大量発注されている既製品を利用する
・素材を統一する
・高価な素材を使用したい場合は一部分のみにする

重要なのは、施工費・材料費がかからないように、手間・時間のかかる設計や設備を省くこと。一方で、安心して暮らすために、耐震性やセキュリティ面においてはコストカットしない方が良いでしょう。

福知山市は日本海側気候。冬に多くの雪が降る地域もあります。そんな福知山市では、寒さ対策が必要です。グローイングでは、夏は涼しく冬暖かい快適な暮らしを実現できる高性能住宅を、コストを抑えながら建築することができます。

福知山市がある京都府では、平均的な建築費・坪単価で家づくりができることがわかりました。ただし、土地と建物代を合わせた金額の10〜12%分の諸経費が上乗せされることも頭に入れておきましょう。グローイングでは、高断熱・高気密で耐震性能にも優れた建築家デザインの住宅を手の届く価格で提供しています。福知山市で注文住宅を検討している方は是非一度グローイングまでご相談ください。