兵庫県養父市は2004年に兵庫県養父郡の4町が合併してできた、人口約2万人の町。宝島社が出版している『田舎暮らしの本』では、「2024年版第12回住みたい田舎ベストランキング」で近畿エリア総合部門1位に輝き、注目されているエリアです。

県下最高峰の氷ノ山をはじめとした雄大で美しい自然に囲まれ、ハチ高原リゾートでは、ハイキングやパラグライダー、スキーやスノーボードも楽しめます。アウトドアやウインタースポーツが好きな方には特におすすめの地域です。

またかつては日本一のスズ鉱山だった明延鉱山や、但馬5社のひとつとして名高い養父神社など歴史を感じられる観光名所があります。稲作や農業が盛んで、神戸牛や松坂牛として育てられる、但馬牛の一大産地としても注目されています。

養父市ではコウノトリ但馬空港と大阪府の伊丹空港を結ぶ区間において、養父市の市民や養父市へ帰省、通学・通勤する方などを対象に、コウノトリ但馬空港運賃助成を実施。大阪府までの負担が軽減されています。

豊かな自然の恵みを感じられ、食べ物が美味しい街、養父市であなたも家づくりをしてみませんか？

参考元：養父市「養父市の紹介」
参考元：養父市「宝島社『田舎暮らしの本』2月号「2024年版第12回住みたい田舎ベストランキング」で近畿エリア総合1位を獲得！」
参考元：やぶ市観光協会「やぶ市はこんなとこ」
参考元：コウノトリ丹波空港「運賃助成制度案内」

ここからは養父市の家づくりを考えるため、土地公示地価の推移を見てみましょう。土地公示地価は、国土交通省が毎年3月に公示している標準地の相場価格で、一般の土地取引の指標となります。

2024年養父市の住宅地の公示価格（平均値）は、56,528円／坪（17,100円／㎡）です。過去5年間の推移は以下の通りで、地価は年々数パーセントずつ下降していることがわかります。

養父市は転入者が少なく、少子高齢化が進んでおり土地価格は下落傾向が続いています。養父市を含めた但馬地域は、県内都市部の３倍のスピードで人口減少が進んでいるといわれ、今後も人口減少や土地価格下落の傾向が懸念されているのです。

養父市では過疎地域持続的発展計画を策定し、少子高齢社会への対応、交流人口増による地域活性化、環境の保全と共存、高度情報化社会の進展などの人口減少の対策を実施。また北近畿豊岡自動車道の開通や、養父市から北東に10㎞の距離にあるコウノトリ但馬空港を利用することによって、都市部へのアクセスが以前よりも改善されています。
また、県下有数の豊かな自然環境を生かしたエコツーリズムの推進や、国家戦略特区として就農しやすい環境の整備も行っています。原則50歳未満の方で、養父市で新規就農する意欲があり独立・自営就農する場合、年間150万円を最長3年間交付されるため、就農したい人にチャンスのある街といえるでしょう。
人口減少が懸念されていますが、養父市へ移住したい方へ門戸が開かれている町であり、将来的に人口が増えると土地価格の下落に歯止めがかかる可能性もあります。

参考元：養父市「養父市過疎地域持続的発展計画」
参考元：やぶぐらし「就職就農支援制度」

では養父市で平屋を建てる場合、必要な土地面積や土地にかかる費用の目安はどの程度でしょうか。養父市で暮らす4人家族を想定して、実際にシミュレートしてみましょう。

一般的な住宅の広さを考えるとき、世帯数の人数に応じた面積を割り出す必要があります。厚生労働省が発表している「住生活基本計画における誘導居住面積水準」を引用すると、戸建て住宅での世帯数別の面積水準は以下の通りです。

養父市八鹿町周辺は、市役所や公立八鹿病院、スーパーやコンビニなどの小売店があり、買い物や生活に便利なおすすめエリアです。八鹿町全域の建ぺい率は都市計画に基づき、一部の地域を除き60％と定められています。建ぺい率は土地面積における、建物面積の割合のことです。

養父市八鹿町の基準である建ぺい率60％を目安として、建物面積別に必要な土地の広さと、2024年における養父市の住宅地の公示価格（平均値）を元に必要な土地取得価格を算出してみました。家づくりに必要な土地の広さや価格のイメージとして参考にしてみてください。

参考元：厚生労働省「住生活基本計画における居住面積水準」
参考元：養父市「都市計画区域等」

＞＞養父市の住宅に関する補助金について詳しくはこちら

土地価格が他地域と比べて値ごろな養父市ですが、便利な中心部に住みたい場合など狭小地を選ぶケースもあるでしょう。通常狭小地とは、敷地面積が約15坪以下の土地を指します。敷地が狭い分土地価格や建物価格を抑えられ、コンパクトな暮らしができる狭小地ですが、狭小地を買うときは注意したいポイントがあります。

狭小地は工事用の重機が入りにくい入り組んだ場所にある場合が多く、機材等の運搬が難しければ、建築コストが高くなることも。また土地が狭いことから間取りや収納スペースで希望が叶えられない場合もあります。音やプライバシー、採光などにも注意が必要です。狭小地を選ぶ際は、これらのポイントに注意しましょう。

養父市は人口減少や土地価格下降が懸念されていますが、雄大な自然に囲まれた住みよい街です。土地価格が安くなってきているため、広い家を建てたい方には特におすすめです。養父市でのびのびと暮らしてみませんか？
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